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【直前講座】CISA、CISM 受験時の注意 [CISA]

 CISA、CISMの試験日がいよいよ今週末に迫ってきました。

 CISA及びCISMの勉強方法については以前記事にしましたので(関連記事1記事2記事3)、今回は受験時に心がけたいことを書きます。

 すでに受験したことのある人は、読み飛ばしてくださって結構です。


 CISA及びCISM試験の特徴といえば、何といっても試験時間が長いこと。
 4時間ぶっ通しですから、集中力を持続させるのがたいへんです。

 もちろん、解き終われば途中退出できます。私が受験した時にも2時間半くらいで退出する人がいましたから、4時間粘らずに済む人もいるでしょう。
 ただ、以前も申し上げたとおり、CISAやCISMの試験は問題文の意味を汲み取りにくいので、じっくり考えているとやっぱり4時間近くは要します。

 しかも、試験会場は受講者でいっぱいで、だんだん空気も濁ってくるんですね。
 この点、同じ長時間の試験でも、CBTのCIA試験だとパソコンの台数分しか受講者を入れないので、そんなにぎゅう詰めにはなりません。

 4時間も小さな教室に数十人がこもり続けるのですから、どうしても途中で気分をリフレッシュしたくなります。
 でも飲食物の持ち込みは一切禁止なので、喉を潤すこともできません。

 私が唯一の救いとしたのがトイレでした。
 トイレに立ったら即試験終了になる簿記検定とは異なり、CISA試験ではトイレ休憩が認められています。
 そこで、1時間に1回トイレに立つことでリフレッシュしました。
 便意はなくてもいいのです。深呼吸して顔を洗ってくるだけでリフレッシュになります。

 そのため、次のペースを心がけました。

 ・1問1分以内で回答する。

 1問1分で回答すれば、全問に要するのは200分です。
 試験時間は240分(4時間)なので、200分で回答すれば40分の余剰時間を作れます。
 この40分を、1時間ごと10分間のトイレ休憩と、提出前の見直し時間に振り向けます。

 こうでもしないと、濁った空気の中にじっと座っているうちに、眠くなっちゃうんですね。

 もちろんこれは4時間いっぱい粘る人のペース配分なので、2時間程度で退出できる人は考慮する必要はないでしょう。


 それから、試験当日は何があるか判らないので、くれぐれも7時30分には試験会場に到着するようにしましょう。
 わずかばかり開始時刻に遅れたために受験できないのは残念です。

 また、こんな失敗はしないように気をつけてください。


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最年少合格者、最年長合格者 [情報処理技術者試験]

 情報処理技術者試験のサイトに、平成22年度春期試験の案内が出ました。

 そろそろエンベデッドシステムスペシャリスト試験の勉強を再開しなくては[あせあせ(飛び散る汗)]


 ところで、ITパスポート試験紹介サイトに最年少・最年長合格者の声が載っています。
 平成21年度春期の最年少合格者は13歳(受験時)、最年長合格者は82歳(受験時)だそうです。
 平成21年度秋期の最年少合格者は13歳、最年長合格者は81歳とのことなので、いずれの記録も破られていません。

 一時IPAは、最年少・最年長合格者の年齢を非公開にしていたと思いますが、こういうことは(本人が嫌でなければ)公開していただいた方が、みんなの励みになりますね。

 ちみなに、最年少合格者である愛知県の千賀みなみさんの受験の動機は、「学校の資格調査で誰も持っていない資格を書きたいと思ったので、受験しました。」とのことです。
 前向きで偉いです[わーい(嬉しい顔)]
 計算問題だけではなくマネジメント系の問題もあるのに合格したのですから、たいしたものです。

 ところで、トップページの写真は多部未華子さんじゃなくなったんですね。
 主演の朝ドラが終わったから?


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PMP vs プロジェクトマネージャ [情報処理技術者試験]

 日経BP社が、2010年版の「いる資格、いらない資格」を公表しています。

 その中でも興味深いのはPMPの変動です。
 営業効果の高い資格のランキングでは、年々順位を下げているそうなのです。

 記事では次のように分析しています。
---
資格取得の費用対効果を見極めようという機運の高まりが理由として考えられる。

PMPは数十万円の取得費用に加え、年間6万円前後の維持費用もかかる。5100円の受験料だけで済む情報処理技術者試験よりも負担が大きいこともあって、積極的に取得に動く企業とそうでない企業の二極化が進んだものとみられる。
---

 でも、営業効果の有無に関するランキングなのに、費用対効果が影響するでしょうか。
 費用対効果が[取らせたい資格]ランキングに影響するならともかく、顧客に対する営業効果に取得費用は関係ないでしょう。

 とはいえ、技術職に取らせたい資格でも評価を下げているそうなので、PMPが重視されなくなっていることは判ります。
 プロジェクトマネジメントのニーズは相変わらず高く、情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャは営業効果の高い資格の第1位、技術職に取らせたい資格でも1位なのですが。

 以前の記事で、情報処理技術者試験の応募者が減少していることに関連して、類似の他資格に流れているのかも、と書きましたが、PMに限って云えば他資格とは逆に情報処理技術者試験が人気を博しPMPの人気が下がっているようです。


 もしかしたら、PMPよりもプロジェクトマネージャ試験の方が価値があると思われているのかも知れません。

 情報処理技術者試験の特徴は、受験機会が少ないことです。
 年1回しか受験できないプロジェクトマネージャ試験に受かる方が、何度でも受けられるPMPの知識より高価値だと思われているのではないでしょうか。

 少ない機会でも合格するには相応の力が必要でしょう。その力と、グローバルな基準(COBITやITILやPMBOK)の知識とを天秤にかけたとき、次のような重みなのかも知れません。

  COBIT > 情報処理技術者試験
   ITIL > 情報処理技術者試験
  PMBOK < 情報処理技術者試験


 まぁ、内部統制報告制度の導入によってCOBITの知名度が向上したように、PMBOK及びPMPにも強力な追い風が必要なのかも知れません。

 面白いことに、営業職に取らせたい資格のランキングでは、PMPの評価は上がっています。
 プロジェクトマネージャとしての実力うんぬんではなく、知識体系をきちんと身につけることが重視されているのかも知れませんね。
 営業職といえどもプロジェクトマネジメントを理解していないとプロジェクトマネージャと話し合うことができませんから。


 なお、念のために付け加えておきますが、PMPの合格者はプロジェクトマネージャとしての実力がないなどというつもりはありません。
 私が述べているのは試験の特性の違いであり、プロジェクトマネージャ試験の合格者より優れた方もたくさんいることでしょう。
 この点、誤解のないようにお願いします。
 なにしろ、プロジェクトマネージャ試験で問われることの多くはPMBOKと重複しているのですから。


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インフラ領域の勉強方法 [CISA]

 コメントをくださった皆さま、たいへん失礼いたしました。
 各記事のコメント欄にも書きましたが、コメントをいただいていることにまったく気づいていませんで、皆さまのコメントを承認待ちのままにしていました。

 まったくもって私の不注意なのですが、理由は他のブログとの操作性の違いを認識していなかったためです。
 私はこのSo-netブログの他に、FC2でもブログを開設しています。
 FC2ではログイン直後のお知らせ画面にコメントやトラックバックの一覧が表示される仕様になっており、承認待ちコメントがあればこの画面で判ります。
 So-netブログも管理トップ画面にコメントやトラックバックの一覧が表示されるので、ここを見て承認待ちコメントはないと思っていました。

 ところがSo-netブログでは、管理トップ画面に表示されるのは承認済みのコメントだったのです。
 コメント一覧画面というものが別にあって、承認待ちコメントはそちらのみに表示されるのでした。

 今月になるまでこのことに気付かず、ログインするたびに「誰もコメントしないなぁ」と思っていました。
 いやはやとんだ失敗です。お恥ずかしい[あせあせ(飛び散る汗)]


 さて、いただいたコメントのうち、Cipherさんのご質問を紹介します。
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興味深い記事でとても参考になりました。実は今度のCISAを受験しようかと考えている者です。記事に「システム開発の経験があるSEには取得しやすい」とありましたが、私もIT業界出身ですが、パッケージベンダーなのでインフラ周りとなると自信が持てないところがあります。実際、OS、DB、ネットワーク等々全てのインフラ領域に精通している方というのも実際多くはないと思います。どのようにして、そういったシステムの知識を全般的に習得されたのでしょうか?是非、参考にさせていただきたいと思います。

また、テスト本番で出題される問題は、繰り返し解かれた問題は結構出るのでしょうか?私は、あまり試験慣れしていないせいか、勉強した以外の問題が出ると、もう頭の中が真っ白になってしまうタイプなので、受験するのであれば、とにかく問題量をこなしたいと思っていますが、この辺の対策は何かされましたでしょうか?
---

 当該記事のコメント欄にも書きましたが、私もすべてのインフラ領域に精通しているわけではありません。
 それでも合格できたのは、CISA試験の要求する知識がその程度でしかないということです。

 広範な領域から少しずつ出題されるのでたいへんですが、勉強の中心になるのは情報セキュリティ分野でしょう。
 情報セキュリティ関係の資格をお持ちなら断然有利ですし、まだお持ちでなくても情報処理技術者試験の情報セキュリティスペシャリストの参考書をお読みになれば良いと思います。
 その後、情報処理技術者試験のネットワークスペシャリスト等の参考書を斜め読みしておけば充分ではないでしょうか。

 私自身は、多くの知識は実務で身に着けました。
 幸い(?)、さまざまなプロジェクトに関与して、多くの人からご指導いただいたので。


 なお、テスト本番の問題についてですが、問題集とは別に作っているのでしょうから、問題集からそのまま出るわけではないと思います。
 それでも要求される知識レベルは問題集と同等ですし、問題のクセは似ていますから、問題集で問われた考え方を理解しておけば、本番は難しくないと思います。

 参考になりましたでしょうか。


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IT業界のイメージアップの費用は? [雑記]

 さて、情報サービス産業には、どのような問題があるでしょう?

 今月の日本システム監査人協会の月例研究会では、NTTデータ経営研究所の三谷慶一郎氏が、「情報サービス産業の現状と課題」と題して講演されました。
 その中で次の4つが論点として挙げられていました。

 ・人材育成
 ・ソフトウェアエンジニアリング
 ・取引慣行の見直し
 ・グローバル

 三谷氏は「人材育成」に関連して、「ITエンジニアの地位向上」と「業界イメージ改善」が必要と語っていました。
 まさにおっしゃるとおりだと思います。


 IT業界は42Kなどとも云われるようですが、この「~K」という表現は、かつて建設業が3K(汚い、きつい、危険)と呼ばれたところから始まったようです。
 たしかに工事現場は無味乾燥な塀で囲まれ、その中からは騒音が響いてくるばかりでしたから、イメージが悪かったでしょう。

 ところが久しく以前から工事現場は変わりました。
 完成予想図を掲げて周辺住民に理解を求めるのはもとより、仮囲いに可愛い絵を描いたり、花壇や植木を設けたり、クリスマスが近づくとイルミネーションを施したりしています。
 特に市街地の工事では、薄汚れた塀が並ぶだけなんて現場はずいぶん減りました。

 このようにイメージアップに努めるのは、建設業界も危機感を抱いたからでしょう。


 しかし気になるのは、その費用です。

 とうぜん絵を描くのも花を植えるのも金がかかります。
 コスト低減圧力を受けているのはどこの業界も同じです。入札案件でイルミネーションの費用なんか計上していられるでしょうか?
 費用を発注者に回そうにも、コスト低減を迫ってる発注者が呑んでくれるのでしょうか?

 実は、工事におけるイメージアップに要する費用は、発注者が認めてくれます。
 公共事業の場合は「イメージアップ経費」として、一定率を計上するように定められています。

 経費の計算時には「市街地補正」なんて項目もあって、市街地の工事なら更なる増額が認められます(山間僻地でイルミネーションを施しても意味ないですから)。

 もちろん、現場周辺の住民に工事を気持ちよく受け入れてもらうために様々なイメージアップ策を取るわけで、イメージアップ経費の計上が建設業者のためだけとは申しません。
 しかし、イメージアップ経費の計上を認めるようになったのは、建設業が3Kと呼ばれ始めた頃ですよね。

 はたして、同じようにIT業界がイメージアップの経費を受注額に転嫁しようとしたら、発注者は認めてくれるでしょうか?
 たとえば、そうですね、システム構築に携わる人々の姿をドキュメンタリー作品にして配信する、なんてことを企画したとしましょう。でも、その製作費を発注者が負担することはないでしょう。


 三谷氏の講演では、「情報サービス産業は、『売上高16.7兆円、従業員数82万人』。国内有数の産業となっている」とのことでしたが、まだまだ他業界に比べると地位向上が必要だな、と思います。


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タグ:IT業界
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理事と監事の年収差 [収入]

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の理事監事を、公募しています。

 任期は2年。
 任期満了時点で65歳未満の方なら応募できます。

 それぞれ次のような役割です。

[ひらめき]理事
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理事長に事故があるときは理事長を代行する権限・責任があり、業務実施にあたる140名余りの職員の責任者として、高度な専門的知識をもって、業務の適正な執行の監督、指導を行うとともに、米国の国立標準技術研究所(NIST)などの海外機関に対し、国際的に我が国の立場を主張することも含め、内外の関係機関との交渉・連携の任にあたる。
---

[ひらめき]監事
---
公募する監事は、業務の実施に関する事項、財務及び会計に関する事項、並びにその他必要と認める事項について監査を行う他、監査の結果に基づき、理事長又は主務大臣に意見書を提出する権限・責任を有する。
---

 興味深いのは、年収の差です。
 「年収は、業績に応じて増減します。」と断りつつ、次の金額が提示されています。

  理事の年収: 1,360万円~1,500万円

  監事の年収: 1,230万円~1,360万円


 ITSSをベースにしたキャリアパスを歩むとここに辿り着くような制度設計になっていれば面白いですね。


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タグ:就職 収入
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なぜ出題ミスは起こったか(ITパスポート試験 問12) [情報処理技術者試験]

 10月18日の文書に続いて、10月22日には情報処理技術者試験センターが次の文書を公表しました。

---
 平成21年度秋期ITパスポート試験の正解の追加
 及び基本情報技術者試験の表記誤り(誤植)に関する対応について

(1)
 ITパスポート試験の問12に複数の正解があることが判明しました。
 選択肢の「ア」を正解として公表しておりましたが、「ウ」も正解となり得るので、選択肢の「ア」と「ウ」のいずれも正解として取り扱うことといたします。

(以下、略)
---

 またも正解の追加なのですが、では問12とはどのような問題なのでしょうか。

---
問12
 A社では企業理念に基づいてビジネス戦略を策定し実行するための手順を考えた。重要成功要因の抽出、ビジネス環境の分析、ビジネス戦略の立案、ビジョンの設定を図のように順序付けて行うとき、図の(4)で行うものはどれか。

 (1)→(2)→(3)→(4)→(実行計画策定)

ア 重要成功要因の抽出
イ ビジネス環境の分析
ウ ビジネス戦略の立案
エ ビジョンの設定

(丸数字は、括弧書きに置き換えました。)
---

 私が考えるアクティビティの順番は次のとおりです。

  ビジョンの設定 → ビジネス環境の分析 → 重要成功要因の抽出 → ビジネス戦略の立案 → 実行計画策定

 すなわち、4番目に来るのは「ウ ビジネス戦略の立案」です。

 しかし情報処理技術者試験センターは当初「ア 重要成功要因の抽出」を正解として公表していたので、次のように考えていたことになります。

  ビジョンの設定 → ビジネス環境の分析 → ビジネス戦略の立案 → 重要成功要因の抽出 → 実行計画策定

 いずれが正しいのでしょうか?


 出題者が問題を作成するに当たって依拠したものが判らないので、経済産業省つながりということでITコーディネータの「プロセスガイドライン Ver.1.1」を見てみましょう。

 「プロセスガイドライン Ver.1.1」で説明している経営戦略フェーズのプロセスチャートを、簡略化した上で問12の言葉づかいに近いものに置き換えると、次のようになります。

  ビジョンの設定 → ビジネス環境の分析 → 重要成功要因(案)の導出 → リスク評価 → ビジネス戦略の立案と重要成功要因の策定 → 実行計画策定

 ご覧のように、重要成功要因に係るアクティビティは、3番目と5番目にあります。
 2箇所に登場するので、問12の正解が「ア」と「ウ」の両方になるのも当然です。


 厳密には選択肢「ア」の「重要成功要因の抽出」という言葉を考える必要があります。

 プロセスチャートでは、環境分析の結果として幾つかの重要成功要因の候補が得られるとしています。
 その後ビジネス戦略を立案する中で、重要成功要因を絞り込み、確定させます。

 選択肢「ア」が、重要成功要因の「策定」とか「確定」といった表現であれば、図の(4)の位置になるでしょう。
 しかし、使われているのは「抽出」という言葉なので、 プロセスチャートの「重要成功要因(案)の導出」に当たると考えられます。

 となると、問12の正解は「ウ」になってしまいます。


 出題者が「ア」を正解としたのは根拠があってのことでしょうが、少なくとも出題者はITコーディネータではないのでしょう。


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ITパスポート試験の正解の追加について [情報処理技術者試験]

 ITパスポート試験が行われた10月18日、その日のうちに情報処理技術者試験センターは「平成21年度秋期ITパスポート試験の正解の追加について」という文書を公表しています。
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 平成21年10月18日(日)に実施いたしましたITパスポート試験の問60に複数の正解があることが判明いたしました。
 選択肢の「ウ」を正解として公表しておりましたが、「エ」も正解であり、選択肢の「ウ」と「エ」のいずれも正解として取り扱うことといたします。
---

 問60とは、次のように四択から正解1つを選ぶ問題です。

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問60
 "甘味"、"うま味"、"塩味"、"酸味"、"苦味" の5種類の味覚を、6ビット(2進数で6けた)の数値で符号化する。これらを組み合わせた複合味を、数値の加減算で表現できるようにしたい。例えば、"甘味" と "酸味" を組み合わせた "甘酸っぱい" という複合味の符号を、それぞれの数値を加算して表現するとともに、逆に "甘酸っぱい" から "甘味" 成分を取り除いた "酸味" を減算で表現できるようにしたい。味覚の符号として、適切なものはどれか。

___ 甘味 __ うま味 __ 塩味 __ 酸味 __ 苦味
ア 000000 000001 000010 000011 000100
イ 000001 000010 000011 000100 000101
ウ 000001 000010 000100 001000 010000
エ 000001 000011 000111 001111 011111
---

 ここで解答者はどのように正解を導けば良いのでしょうか?

 文中に「"甘味" と "酸味" を組み合わせた "甘酸っぱい" という複合味」が出てくるので、実際に"甘味" と "酸味" の組み合わせを考えてみれば簡単です。

 解答アでは、"甘味" 000000 と "酸味" 000011 を加算すると 000011 なので、"酸味" と同じ値になってしまい "甘酸っぱい" を表現できません。

 解答イでは、"甘味" 000001 と "酸味" 000100 を加算すると 000101 なので、"苦味" と同じ値になってしまい "甘酸っぱい" を表現できません。

 解答ウでは、"甘味" 000001 と "酸味" 001000 を加算すると 001001 なので、基本5種類の味覚と重複することがなく、"甘酸っぱい" を表現できます。

 解答エでは、"甘味" 000001 と "酸味" 001111 を加算すると 010000 なので、基本5種類の味覚と重複することがなく、"甘酸っぱい" を表現できます。

 減算について検討しても同じように「ウ」と「エ」のいずれも正解となります。


 さて、単純な2進数の計算問題で、どうして正解ミスが発生したのでしょう?
 いかに単純な問題でも考案者が間違えることはあり得るので、情報処理技術者試験センターでも二重三重のチェックを設けていたはずです。
 にもかかわらずミスを防げなかったのは、もしかしたら試験問題のチェック担当者が受験者と同じように解いてしまったからではないでしょうか。

 多くの受験生は選択肢を「ア」から順番に見ていくはずです。すると「ウ」で正解に行き当たります。
 チェック担当者も「ア」から順番に見ていき、「ウ」が正解であることを確認した時点で解答例を参照し、「ウ」が正解でOK!としてしまったのではないでしょうか?

 きちんとチェックするなら、解答例の選択が確かに正解であること、解答例の選択の他は確かに不正解であること、をそれぞれ検証しなければなりません。


 はたして出題に当たってはどのような検証プロセスが構築されていたのか、興味が持たれるところです。


 ところで、IPAが公表するPDFはセキュリティの設定がコピー禁止になっているため、上の引用文は手打ちしました。
 せめて引用はさせて欲しいものです。


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受験失敗談 [情報処理技術者試験]

 2006年春期にテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験が新設されたとき、その合格率は6.8%であり、他の試験区分に比べてたいへん低いものでした。

 このとき私は大失敗してしまったので、少しでもみなさんの参考になればと思い、恥を忍んでここに披露します。


 当時、午後I試験は90分で3問を解かねばならず、厳しい時間との闘いを強いられる難関でした。
 私は午前試験を順調に解き、引き続いて午後I試験に臨んだのですが、開始早々困ったことになりました。

 便意を催してきたのです。
 なにしろ時間に追われる午後I試験ですから、トイレに行く間も惜しんで試験に取り組んだのですが、まもなく我慢できなくなりました。

 情報処理技術者試験は、簿記検定と違って試験中でもトイレに行くことができます(日商の簿記検定では、トイレに立ったら試験終了です)。
 そこで試験官に申し出てトイレに行かせてもらいました。

 90分しかない午後I試験をトイレで潰してしまう人はあまりいないでしょうから、私の体験は貴重だと思うのでお教えしますと、試験官はちゃんとトイレまで付いてきて個室の外に控えてました。
 不正対策としては当然のことでしょう。
 ですが、私が長らく個室から出なかったので、試験官もずっと付き合ってはいられないと考えたらしく、しばらくすると試験会場に戻ったようでした。

 しかし頻繁にトイレに戻ってきて、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。私が個室にいることを確認するためのようです。
 もしもトイレと偽って不正を働こうとしても、個室まで様子を見に来るうえに、別の試験官が廊下で人の行き来を見ているので、滅多なことはできないことを実感しました。

 そのうち、試験官に「あと10分ですよ」と声をかけられました。
 私とて早く試験会場に戻りたかったのですが、なかなかそうもいきません。
 けっきょく、30分以上もトイレにこもった挙句、試験終了直前に席に戻りました。

 残りの数分で解答用紙に何か書きなぐった覚えはありますが、マークシート方式の午前試験と違いあてずっぽうで解答欄を埋めるわけにもいきません。何をどう書いたのか、今となっては良く判りません…。


 情報処理技術者試験は何度も受験しましたが、あんな苦しい思いをしたのは後にも先にもこのときだけです。
 みなさん、くれぐれも体調は万全で臨むようにしましょう。

 幸い、このときのテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験には合格しました。
 やれやれです。


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続・論文必勝法 [情報処理技術者試験]

 前回の続きです。

5. 論文トレーニング

 論文試験の対策としては、論文に慣れることが肝要です。
 それには次のステップがあります。

 (1)手書きで論文を書くことに慣れる。
 (2)規定の時間内で論文を書くことに慣れる。
 (3)試験問題のテーマに沿った論文を書くことに慣れる。

 論文が苦手な方は、実のところ(1)をクリアせずにいきなり(3)に挑んでいるのではないでしょうか。


[1](1)の対策としては、論文を数多く書くのことです。
 ポイントは、「(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くこと」と、「(1)手書きで論文を書くこと」は別だということです。
 まずはどのようなテーマでも良いから手書き論文に慣れましょう。

 そのためにオススメなのが、人の書いた論文を手で書き写すことです。
 一定以上の品質で書かれた論文を書き写すことで、「論文を考える」という行為は後回しにして、まず「書くことに慣れる」ようにします。


 手頃な長文の入手先としては、たとえば新聞の社説が良いでしょう。
 社説はおおむね1,000字程度なので、午後IIの論文としては短いですが、旬の馴染みやすい話題がいくらでも手に入るので、練習台にはもってこいです。

 ただ社説は観念的な内容に終始しがちです。事実関係を押さえた長文の手本にするなら、裁判の判例がいいでしょう。刑事事件でも行政訴訟でも構いませんので、判例文を書き写してみてください。
 社説とは逆に午後IIの論文としては長いでしょうが、具体的な事実を誤解のないように積み重ねた長文として絶好の手本になります。

 これらを何本も書き写すことで、手書き論文に慣れましょう。


[2]さらに、「(2)規定の時間内で論文を書くことに慣れる」ため、100分以内で書き写すようにします。
 手本にする社説や判例は、もう完成された文章なので、構想立案や読み返しの必要はありません。ですから100分以内で楽々書けるようにならなくてはいけません。
 練習していると手が疲れて肩も凝るでしょうが、まだ脳は疲れていないはずです。


[3]100分以内で書き切ることに慣れてきたら、いよいよ「(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くこと」です。
 過去の試験問題を取り上げて、論文をたくさん書いてみましょう。
 ここでのポイントは、構想立案の時間と、論文を手書きする時間と、読み返しの時間を分けて計測することです。
 トータルで120分に収まっているか、逸脱しているのはどの部分かを、毎回把握して次に生かしましょう。

 はじめのうちは構想立案に時間を要するでしょう。
 しかし本番ではあまり時間をかけられないので、テーマに少しでも近いことを思いついたらどんどん書いてみましょう。
 出題内容にドンピシャな内容は、なかなか思い浮かぶものではありません。ほんの少し掠るだけで良いので、それで論文を書くことにします。

 論文試験を受ける人は、相応の経験を持っていることと思います。
 だからじっくり考えれば出題内容に沿った経験・知識はあるでしょう。
 しかしとにかく時間との闘いです。思い出にふける余裕はありません。
 題材をじっくり吟味するよりも、早く着手するべきです。

 ただし、10分間のうちに最低書くべきことを箇条書きしておきます。
 思いついたエピソードを書き並べて、順番を決める程度で結構です。
 書いているうちに迷路に入り込まないように、序論、本論、結論でそれぞれ何を書くかキーワードくらいはメモしておくのです。

 こうして過去の試験問題を取り上げて論文を書くことは、自分の経験の棚卸しにもなります。
 問題に対応するため、記憶の引き出しの奥から忘れていた経験を引っ張り出すことで、本番で使えるネタが部品として用意できます。
 過去問題を数本こなす頃には、あなたのすべての経験をありありと思い出せるようになっているはずです。


 試験までの日数は残り少ないですが、幸いまだ三連休もあります。
 みっちりやれば間に合いますので、ぜひ頑張ってください。


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