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論文必勝法 [情報処理技術者試験]

 秋の情報処理技術者試験まで、あと2週間になってしまいました。
 皆さん、最期の追い込みにかかるところだと思います。
 ついては、ご参考までに私なりの論文試験必勝法をお伝えします。

 …と思ったら、すでに「論文試験に勝つ(1)」という記事が書かれていました。

 なんだ、私ごときの出る幕はない、と思ったのですが、上の記事とはちょっと考えが異なるところもありますし、参考情報は多いに越したことはないでしょうから、以下にしたためることにします。
 ここでの必勝法とは、「必ず勝つ方法」ではなく「勝つために必ずやっておくべき方法」くらいの意味でお読みください。


1. 最大の難関は何か

 鉛筆又はシャーペンで、規定文字数の論文を書かねばならない。
 論文試験の難しさは、この点につきます。

 いまどき、鉛筆やシャーペンで長文を書く人はいないですよね。試験のためのトレーニングをしておかないと、いざ本番では指が動きません。
 私なんか、漢字の書き方を思い出せません。


2. 時間との闘い

 論文が課される午後II 試験は2時間。
 この2時間を目一杯つかうとして、次のような配分が標準的でしょう。

 ・問題選択及び構想立案  10分
 ・執筆  100分
 ・読み返し  10分

 では、100分で何文字書かねばならないか。

 面白いことに、平成21年度春期試験では区分ごとに必要な文字数が異なりました。

  プロジェクトマネージャ試験
   設問ア 800字以内
   設問イ 800字以上、1,600字以内
   設問ウ 600字以内、1,200字以内

  システム監査技術者試験
   設問ア 800字以内
   設問イ 700字以上、1,400字以内
   設問ウ 700字以内、1,400字以内

 ただ、合計すれば同じこと、「2,200字以上、2,800字以内」が規定の文字数です。
 最小の2,200字で済ませるにしても、
   100分/2,200字 = 2.7秒/字
 で書き飛ばさなくてはなりません(上の記事では2.5秒/字としていますが、分母・分子が異なります)。

 ちょっと試せば判りますが、日頃手書きに慣れていない人がこのスピードで書き飛ばすのはかなり難しいです。


3. 勝利のポイント

 上のような時間制約の中で、「(1)まともな論文」を「(2)手書きで仕上げる」ことがポイントとなります。

 …当たり前ですね。

 ちなみに「(1)まともな論文」とは、少なくとも次の条件を満たしているべきでしょう。
 ・テーマに沿っている
 ・序論、本論、結論の枠組み通りに展開している。

 これまた当たり前のことです。
 特に情報処理技術者試験では、各設問どおりに書けば序論、本論、結論に展開できるようになっています。
   設問ア 序論
   設問イ 本論
   設問ウ 結論
 設問ウは結論にしてはやや長いですが、ここまで明確に枠組みが示されている以上、枠組みどおりに書けば良いということです。
 間違っても「設問が3つある」なんて思ってはいけません。


4. ひな形を作っておくべきか?

 余談になりますが、上の記事では「下書きなしに合格なし」と書かれています。
 下書きとはすなわち本番用のひな形のことでしょう。
 参考書等でもあらかじめひな形を作成してから本番に臨むように書いてあるものを見かけます。

 しかし私は少々ちがう考えです。
 論文作成を指導していて、ひな形にとらわれてうまくいかない人を見てきました。

 [満月]ひな形を作ることへの懸念

 ・予知能力でもない限り、ひな形が試験問題の趣旨に沿うことはありません。
  コスト削減についてのプレゼン資料を用意して社長の前に立ったら、新規事業について説明してくれと云われてしまうようなものです。
  ひな形が役に立つでしょうか。

 ・ひな形作成を論文対策として選択した人は、本番の論文をひな形に合わせようとします。
  ひな形をベースにするつもりだから当然そうなるのですが、ひな形に合わせるのは本末転倒です。
  問題には回答すべきテーマがあり、そのテーマに沿っていなければ「(1)まともな論文」の条件を満たしません。
  ひな形を用意した人の論文を読むと、テーマを捻じ曲げてひな形に近づけようと無茶な論法になっていることがあります。

 ・いくらひな形を作っても試験会場に持ち込めるわけではありません。ひな形を生かすには覚えておく必要があります。
  そのため試験前の貴重な時間を、文章能力の向上ではなく、暗記のために使ってしまいます。
  そもそも論文試験が課されているのは、一定の文章能力を有することが期待されているからです。
  ひな形を暗記しても、ビジネスパーソンとして必要な文章能力を高めることができません。

 ひな形を作成する上で、これら各点の対処も考えてあるなら良いのでしょうが。


 長文になってしまったので、具体的なトレーニング方法は次回説明します。


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ITパスポート試験普及協議会 発足 [情報処理技術者試験]

 情報処理技術者試験の応募者数が7年ぶりに上昇に転じたのは喜ばしいことですが、まだまだ平成14年度のピークには及びません

 そんななか、1区分だけで情報処理技術者試験全体を上回る注目を集めているITパスポート試験を、さらに普及させる協議会が発足するそうです。

  プレスリリースにその目的が謳われています。
---
「読み書き、計算力、英語力」とともに、「IT力」が国民一人一人の基礎的素養と認識され、「ITパスポート試験」がその客観的な評価尺度として、国民各層に普及・定着していくことを強く期待します。
本試験を日本社会に広く普及させることを目的に、(略)「ITパスポート試験普及協議会」を発足することとしました。
---

 広く普及させるには、「IT力」って何なのかをはっきり説明できる必要があるでしょう。
 ITパスポート試験の対象範囲は広いので、これに合格すれば「IT力」があるのだ、とは云いにくいように思います。


 ただ、発起人名簿には、産業界だけでなく教育界も名を連ねているのが心強いですね。
 産業界は、経済産業省やIPAが声をかければすぐに賛同するでしょうが、教育界も巻き込んだ活動になるなら面白そうです。

 商業高校では簿記検定に合格することが目標になっているように、ITパスポート試験が学校教育のマイルストーンの1つになれば、認知度は上がるでしょう。

 今はまだ、高校生がITパスポート試験に合格するとニュースになるほどですけど[わーい(嬉しい顔)]

 今の若者は勉強や資格取得に熱心なので、教育界と協力すれば、英検や簿記検定には及ばぬまでも、応募者数を数倍増加できるかも知れません。


 ホントは、文部科学省と協力して、ITSSと技術士(特に情報工学部門)とを関連付けたりすると面白いんですけどねぇ。


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合格を急げ! [情報処理技術者試験]

 すでにご存知の方も多いでしょうが、IPAが「平成21年度秋期情報処理技術者試験」の応募者数についてプレスリリースを出しています。

  平成21年度全体では3年ぶりに60万人を突破し、国家試験としては最大規模に

 平成14年をピークに下がり続けていた応募者数が7年ぶりに上昇に転じたそうで、ITに係る者として喜ばしく思います。

 とりわけ、「需要を先食いしてしまったのでは?」と危惧していたITパスポート試験が大幅に増加しており、多部美華子さんをイメージキャラクターに迎えてのキャンペーンが功を奏したと云えましょう。


 ただし、個々の試験区分を見てみると、喜んでばかりはいられません。
 応募者数を降順に並べてみましょう。

【平成21年度応募者数】

試験区分

平成21年度

平成20年度

前年比

基本情報技術者試験

198,552

191,617

103.60%

ITパスポート試験

118,701

応用情報技術者試験

118,435

105,490

112.30%

情報セキュリティスペシャリスト試験

52,042

46,582

111.70%

初級システムアドミニストレータ試験

27,823

101,516

ネットワークスペシャリスト試験

25,161

24,182

104.00%

データベーススペシャリスト試験

18,538

17,849

103.90%

プロジェクトマネージャ試験

16,241

14,610

111.20%

システムアーキテクト試験

13,056

11,318

115.40%

 ITストラテジスト試験

8,323

6,797

122.50%

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

5,875

5,964

98.50%

 ITサービスマネージャ試験

5,788

6,464

89.50%

システム監査技術者試験

5,313

7,347

72.30%

高度試験

150,337

141,113

106.50%

総数

613,848

539,736

113.70%



 ご覧のとおり、エンベデッドシステムスペシャリスト、ITサービスマネージャ、システム監査技術者は、むしろ応募者が減っています。

 内部統制の重要性が増しているのにシステム監査技術者試験への応募が減るのは不思議ですが、CISAに流れているのかもしれません。

 ITサービスマネージャ試験への応募が減るのは、ITILへ流れているのでしょうか?

 エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組み込みシステムの重要性が叫ばれ、技術者数も増えているので応募者が増えても良さそうですが、なぜ減るのでしょう?
 ETECに流れているのでしょうか?


 情報処理技術者試験なら、受験料は安いしCPE(継続専門教育)も不要だし、他の試験よりも断然使い勝手が良いと思うんですけどね。


 なにはともあれ、キャンペーンを張っているのに減少傾向にある資格は、いずれ廃止されてしまうかも知れません。
 これら3つの試験区分は、 ITストラテジストのように複数の資格(システムアナリストと上級システムアドミニストレータ)を統合して延命を図るのも難しいでしょうし。

 私はまだエンベデッドシステムスペシャリストに合格していないのですが、もしもエンベデッドシステムスペシャリスト試験が廃止され、結果的にその時点での全区分には合格していることになったのでは、ちっとも嬉しくないですね。

 早く合格しなければ!



 ところで、以前も引用させていただいた老博堂コンサルティングの佐藤治夫氏が、次のような記事を書いています。
---
あるアナリストから聞いた話を紹介します。彼は平日なら2時間、週末や祝日なら1日6時間勉強するというノルマを自分に課していました。勤務時間中のことではなく、帰宅してからの勉強時間です。この話を聞いた時点で私は絶句寸前でしたが、彼が「システム部門の人はどのぐらい勉強しているのですか」と私に聞いてきた時、返答に窮してしまいました。
---

 いやはや、耳が痛い。


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情報処理技術者試験の人気 [情報処理技術者試験]

 先日、昨年度(平成20年度)の受験者の行動について述べましたが、今年度も秋期試験の受付期間が完了したので、情報処理技術者試験がどのように関心を持たれているか見てみましょう。

 秋期試験におけるインターネットからの受付期間は、平成21年7月13日(月)午前10時 ~ 8月19日(水)午後8時でした(ITパスポートと基本情報技術者については、8月20日(木)午後8時まで受付)。

 この期間に「情報処理技術者試験」という言葉が使用された頻度を Google Insights for Search で見てみます。

期間比較.JPG

 今年度と昨年度の同時期の動きを重ね合わせてみると、どちらも同様の動きでありながら、今年度はわずかに昨年度を下回っているようです。

 7月の頭に大きな山がありますが、これは応用情報技術者及び高度試験の合格発表が昨年度の6月16日から6月30日に変わり、発表を見る人が7月にずれこんだためです。

 新制度をスタートさせても、あまり人気回復には貢献していないのでしょうか。


 次に、「情報処理技術者試験」という言葉に加えて「ITパスポート」への関心も見てみましょう。


(ケータイでは図が見えません。悪しからず。)

 ITパスポートは、情報処理技術者試験よりはるかに注目されています。
 イメージ・キャラクターに多部未華子さんを起用してのプロモーションは、ITパスポートについては功を奏しているようです。

 情報処理技術者試験の人気が低落傾向なのは寂しいですが、ITパスポートの関心が高まり裾野が広まることで山も高くなることを期待しましょう。


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解答: 間違い探し [情報処理技術者試験]

 秋の情報処理技術者試験は忘れずに申し込まれたでしょうか。
 ITパスポート、基本情報技術者の試験はまだ間に合いますのでお急ぎください。

 さて、前回クイズの解答です。

 情報処理技術者試験センターの「試験の概要」のページには、次の記述があります。
---
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している国家試験です。
---

 しかしながら、「情報処理の促進に関する法律」では次のように定めています。
---
第七条  経済産業大臣は、情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するため、情報処理に関して必要な知識及び技能について情報処理技術者試験を行う。
---

 すなわち、情報処理技術者試験を行うのは経済産業大臣です。
 「試験の概要」には「経済産業省が…認定している」と表記されていますが、法律に経済産業省は登場しません。

 内部統制への取り組みなどで職務分掌に注意を払った方なら、「試験の概要」の記述は気になることでしょう。
 合格証は法律どおり経済産業大臣の名前で発行されてますけどね。


 ちなみに同法では、IPAが行えるのは「試験の実施に関する事務」であることを定めています。
 ときどき、IPAが試験を行っているかのような記事を見かけますが、それも正確とは云えませんね。


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クイズ: 間違い探し [情報処理技術者試験]

IPA.JPG
 これは、情報処理技術者試験センターの「試験の概要」のページです。

 このページにはある間違いが存在します。
 それは何でしょう?


 セキュリティホールとか、不正な改竄などという話ではありません。
 軽いノリでお付き合いください。


 解答は次回にて


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ここが簡単、この資格 [情報処理技術者試験]

 先日、システム監査技術者とITストラテジストが意外に狙い目だろうと書きました。
 この点について、別の観点から迫ってみます。

 この春、私がエンベデッドシステムスペシャリストを受験した際、答案用紙を埋めるのに試験時間ギリギリまでかかりました。
 計算問題を手計算で解くのが苦手なためです。
 他の試験区分でも計算問題を面倒と感じる人は多いのではないでしょうか。


 しかしシステム監査技術者やITストラテジストには、計算問題がほとんどありません。
 知っていれば答えられるし、知らなければ答えられない問題ばかりなのです。1問々々に時間がかかるわけではない。
 ですから、本番試験でも余裕で見直し時間を確保できます。

 これはまた、普段の勉強にも影響します。
 通勤電車の中で、手計算で問題を解いているのはたいへんすが、システム監査技術者やITストラテジストなら片手で問題集を持てさえすれば勉強になります。
 ちょっとした時間を有効に使えるので、平日だけでも意外に勉強がはかどります。


 というわけで、システム監査技術者やITストラテジストは、他の区分よりも勉強しやすい。
 にもかかわらず、今なお難易度が高いと言われ続けているので、箔がつきます[わーい(嬉しい顔)]


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続・1番合格しやすい資格はどれだ?! [情報処理技術者試験]

(前回のつづき)

 しかしですね、全試験区分を受験してみると、それは違うということが判ります。
 情報処理技術者試験というのは本当によくできていて、区分ごとに難易度が大幅に上下するようなことはないのです。試験委員のみなさんは実に優秀です。

 もちろん、試験区分によって出題範囲は異なりますから、受験者によって向き不向きはあるでしょう。
 DBの構築経験がない人よりも、ある人の方がデータベーススペシャリストに合格しやすいのは当たり前です。


 ただ、ここで1つ忘れがちなことがあります。
 データベースやネットワーク等の専門性の高い知識・経験とは別に、ビジネスパーソンなら誰もが身につけているべきスキル、すなわちビジネススキルも、立派な知識であり経験だということです。

 専門性の高い知識は、それを業務で経験していないと身につけにくいでしょう。
 しかしビジネススキルは、どの業務に従事していても身につくはずです。いや、身につけなければいけません。

 そして、ビジネススキルで出題範囲の多くをカバーできる資格があれば、誰でも受けやすいのでは…?


 ズバリ、「システム監査技術者」、「システムアナリスト」と「上級システムアドミニストレータ」(今年からは「ITストラテジスト」)の出題範囲は、ビジネスパーソンなら誰もが身につけているべき内容です。
 組織においてどのような立場・役職にいようとも、関連法規を理解して経営目標に邁進するのは同じです。このことを実践している人なら、誰でも「システム監査技術者」や「ITストラテジスト」の出題分野について知識を持っているはずです。

 もしも出題範囲に示された内容を全然知らないようなら、受験云々に関係なく、すぐに勉強することです。
 みずからシステム監査をしたり、戦略を策定・推進したりすることはなくても、これらの知識は必ず必要になります。

 逆の云い方をすれば、ビジネスパーソンとして知識習得に努めている人であれば、特別に専門的なことをしていなくても、両資格は狙えます。


 上の方に書いてあるから難しいに違いない…という思い込みを捨ててみれば、案外おもしろいことになるかも知れませんよ。


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1番合格しやすい資格はどれだ?! [情報処理技術者試験]

 先日、情報処理技術者試験の申込み締切り前に、躊躇する人がいるようだと書きました。
 「どの試験区分を受ければいいか判らない」「受けても合格する自信がない」という方も相当数いらっしゃることでしょう。

 そこで情報処理技術者試験の各試験区分の難易度について、ちょっと私見を述べさせていただきます。

 情報処理技術者試験の区分ごとの位置付けを見てみましょう。
 IPAの「情報処理技術者試験制度の概要」のページに、これまでの試験区分が載っています。

 初期は試験区分の数も少なく、キャリアとのマッピングもしやすかったと思います。
---
昭和44年から平成6年度春期までの試験制度

 情報処理システム監査技術者 (昭和61年度秋期から)
 特種情報処理技術者 (昭和46年度から)
 オンライン情報処理技術者 (昭和63年度秋期から)
 第一種情報処理技術者
 第二種情報処理技術者
---
 この頃は、経験を積むにつれて、

  第二種 → 第一種 → 特種(昭和63年度からはオンライン)

とステップアップすることを期待されているのが一目瞭然です。
 試験案内書にもこの順番で試験区分が書かれていたので、誰もが「情報処理システム監査技術者」を最終目標にしたことでしょう。


 平成6年度に試験制度が改定されると、試験案内書等には次のように記載されました。
---
平成6年度秋期から平成12年度秋期までの試験制度

 システムアナリスト
 システム監査技術者
 プロジェクトマネージャ
 アプリケーションエンジニア
 システム運用管理エンジニア
 プロダクションエンジニア
 ネットワークスペシャリスト
 データベーススペシャリスト
 マイコン応用システムエンジニア (平成8年度春期から)
 第一種情報処理技術者
 第二種情報処理技術者
 上級システムアドミニストレータ (平成8年度秋期から)
 初級システムアドミニストレータ
---
 「システム監査技術者」の上に「システムアナリスト」が置かれました。誰がどう見ても「システムアナリスト」が最高峰です。

 上級及び初級のシステムアドミニストレータは、ユーザー側の試験区分なので別格扱いなのでしょう、まとめて1番下に書かれていますが、なんだか「上級システムアドミニストレータ」が「第二種情報処理技術者」より格下に見えてしまいます。


 さらに平成13年度に改定されると、次のようになりました。
---
平成13年度春期から平成20年度秋期までの試験制度

 システムアナリスト
 プロジェクトマネージャ
 アプリケーションエンジニア
 ソフトウェア開発技術者
 テクニカルエンジニア(ネットワーク)
 テクニカルエンジニア(データベース)
 テクニカルエンジニア(システム管理)
 テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)
 テクニカルエンジニア(情報セキュリティ) (平成18年度春期から)
 情報セキュリティアドミニストレータ (平成13年度秋期から)
 上級システムアドミニストレータ
 初級システムアドミニストレータ
 基本情報技術者
 システム監査技術者
---
 「システム監査技術者」が「システムアナリスト」より格下と見られることに配慮してか、まったく独立の立場であることを示すために並びの外へ出されました。といっても、縦に並べざるを得ないので1番下になっています。
 また、あくまで基本である「基本情報技術者」よりも「上級システムアドミニストレータ」が格下に見られることのないように、システムアドミニストレータはまとめて「基本情報技術者」よりも上に書かれています。

 記載順と格の上下を結びつけて不満が出ることのないよう、書き方に配慮しているのでしょう。
 でも、おかげでどうステップアップすればいいのかよく判らない記述になりました。

 ただ、「システムアナリスト」が相変わらず1番てっぺんにあることは印象に残ります。


 そして今年の新制度からは、次の記述に変わりました。
---
平成21年度春期からの試験制度

 ITパスポート
 基本情報技術者
 応用情報技術者
 ITストラテジスト
 システムアーキテクト
 プロジェクトマネージャ
 ネットワークスペシャリスト
 データベーススペシャリスト
 エンベデッドシステムスペシャリスト
 情報セキュリティスペシャリスト
 ITサービスマネージャ
 システム監査技術者
---

 各区分の趣旨からいって、

  ITパスポート → 基本情報技術者 → 応用情報技術者

とステップアップすることを期待しているのでしょう、この3つは順番に書かれています。
 新設したITパスポートを1番目立たせたいからか、1番上はITパスポートになりました。
 同時に、記載順と試験区分の格を結び付けて論じることをやめさせたいという意図もあるでしょう。

 ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者の3つを除けば、「システムアナリスト」の後継である「ITストラテジスト」が1番上で、「システム監査技術者」が1番下。前年度までの順番を踏襲しています。


 ここから判るのは次の点です。
 ・昔は「システム監査技術者」が1番上だった。
 ・制度改定以降は、「システムアナリスト」が1番上だった。

 あくまで記載順の話ではあります。
 しかし、第二種 → 第一種 (あるいは、 基本情報 → ソフトウェア開発) と受験して、そのたびに難易度が上がっていくのを経験すると、試験案内書の1番上に書かかれた資格はいかほど難しいことだろうと、まぶしくて見上げられないくらい輝いて見えることでしょう。
 また、1番上に書かれた資格に合格すると、「最難関を突破した」「最高峰を極めた」と胸を張りたくなります。
 実際に「システム監査技術者」や「システムアナリスト」の合格者に、こう云う人がいます。

(ずいぶん長くなったので、つづきは次回へ…)


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「システム管理者感謝の日」の行事とは? [情報処理技術者試験]

 今日は「システム管理者感謝の日」です。
 毎年7月の最終金曜日は、「システム管理者感謝の日」(System Administrator Appreciation Day)なのだそうです。

 ちょっと聞きなれない日ですが、『システム管理者感謝の日』を広める活動を展開している株式会社ビーエスピーのサイトで、米シカゴ在住のTed Kekatos氏のエピソードを紹介しています。
---
2000年のある日の事、彼が昼食時に手にしたコンピュータ雑誌に、とあるメーカのプリンタの広告が掲載されていました。『プリンタを導入してくれたシステム管理者に感謝するために、プレゼントや花束を持って列をなしている社員たち』。広告と同じプリンタを既に導入していたTed氏は、「僕のプレゼントはどこ?この広告の彼を見て。彼はこんなに感謝されているよ。」と周囲に言ったものの、笑われるだけでした。

その夜、「"Secretary's Day"(秘書の日:上司が日頃お世話になっている秘書に感謝の印として花やギフトを贈る日)があるのだから、"System Administrator's Day"があってもいいじゃないか!」と思ったTed氏は、早速SysAdminDay.com のドメインを取得、ホームページを開設しました。 彼は毎年7月の最後の金曜日を記念日とし、仲間と会社でバーベキューすることを計画したのです。
---

 2000年7月から始まったので、今年はちょうど10周年です。


 情報処理技術者試験からは、初級システムアドミニストレータ試験が遂になくなってしまいましたが、システムアドミニストレータの重要性が減ることはありません。

 情報処理技術者試験の改革は、ちょうど2年前の産業構造審議会 情報経済分科会 情報サービス・ソフトウェア小委員会 人材育成ワーキンググループの報告に基づいて行われたことですが、ワーキンググループの委員長であり、当時CSKホールディングスの取締役でもあった有賀貞一(あるが ていいち)氏は、その後、ミスミグループ本社代表取締役副社長に就任し、次のように述べています。
---
「コンピュータと付き合って40年,初めて利用側に回ってみると,眼から鱗が落ちるようなことばかり」
ITベンダーからユーザー企業に移る衝撃を同氏はこう表現した。
「自分がいかにシステムを中心にものを考えてきたか痛感した」
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 ITベンダーは、ソフトウェア・ライフサイクルのうちの要件定義プロセスや開発プロセスには注力しますが、他のプロセスはあまり重視しません。
 長きにわたる運用プロセスや保守プロセス等は、システムアドミニストレータが支えています。

 人材育成ワーキンググループが利用側の視点も強く持っていれば、初級・上級システムアドミニストレータ試験は今でも残っていたのかな、などと詮ないことを考えてしまいます。


 ところで、"「システム管理者感謝の日」を日本に普及・定着させる会" のWebサイトでは、こんな行事を紹介しています[わーい(嬉しい顔)]
---
SPAM(スパム)封じの行事
 古来より、このシステム管理者感謝の日に、SPAM(スパム)料理を食べると、スパムメールの襲来やウィルスメールからの災難を封じ、無事一年を過ごせると言い伝えられています。
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 この行事は、ホーメルフーズと連携してぜひ普及させるべきですね!
 SPAMのバーベキューパーティーなんていいんじゃないでしょうか。


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